講演情報
[23a-12N-6]AFI数値積分法を用いた2次元の超伝導体内の
量子化磁束線の可逆運動の解析
〇温 謙1、上田 天馬1、小田部 荘司1、松野 哲也2 (1.九工大、2.有明高等)
キーワード:
超伝導,量子化磁束の可逆運動,時間依存Gizburg-Landau(TDGL)方程式
超伝導体内における多くの電磁現象は不可逆なものであり、臨界状態モデルによってよく記述される。ただし、この不可逆現象はピン・ポテンシャル付近での磁束線の運動、とくに磁束線がピン・ポテンシャルに落ち込むときと、これから飛び出すときの不安定現象に起因している。であれば、磁束線の変位量が小さい場合、その運動がピン・ポテンシャル内に限られ、現象が可逆となって(磁束線の可逆運動)、臨界状態モデルによる記述に合わなくなってくることが予想される。
本研究では、AFI(Affine Integrator)数値積分法を用いて、時間依存Gizburg-Landau(TDGL)方程式を解き、量子化された磁束線を可視化し、理論的な磁束可逆運動を二次元で再現することを目的として行う。
本研究では、AFI(Affine Integrator)数値積分法を用いて、時間依存Gizburg-Landau(TDGL)方程式を解き、量子化された磁束線を可視化し、理論的な磁束可逆運動を二次元で再現することを目的として行う。