講演情報

[23a-1BN-3]マイクロウエル開口部のオーバーハング薄膜化と秩序液体相ドメインの局在

松本 大希1、大嶋 梓2、山口 真澄2、部家 彰1、〇住友 弘二1 (1.兵庫県立大工、2.NTT物性基礎研・BMC)

キーワード:

脂質二分子膜,ラフト様構造,マイクロウエル基板

マイクロウエル開口部にオーバーハングを形成する熱酸化膜(SiO2膜)の膜厚を薄くすることで,秩序液体相(Lo相)ドメインが安定に保持されるが,そのメカニズムには議論の余地がある.そこで本研究では,マイクロウエル開口部の形状とLo相ドメイン安定化の関連性を調べた.オーバーハングの薄膜化による変形が,架橋膜の曲率や応力の面内分布に変化を与え,それに伴うLo相ドメインの局在が起こったと考える.