講演情報
[23a-P04-2]高次元タイムビン量子もつれを用いた量子鍵配送の性能最適化
〇生田 拓也1、秋笛 清石2、米津 佑哉1、本庄 利守1、武居 弘樹1 (1.NTT物性研、2.NTT CS研)
キーワード:
量子鍵配送,高次元量子状態,タイムビン量子状態
高次元量子状態は,量子鍵配送の高速化が可能な量子状態である.しかし,タイムビン量子状態の場合,次元数増加は量子状態当たりのパルス数増加を意味し,状態生成レートの減少を伴うため,必ずしも高速化につながるかは自明でない.本発表では,自発的パラメトリック下方変換で生成されるマルチフォトンがエラーに与える影響をもとにした,高次元タイムビン量子もつれを用いた量子鍵配送の秘密鍵生成率最適化について報告する.