講演情報

[23p-11F-6]開口型近接場光学顕微鏡を用いた金ナノプレート近傍における光キラル場の三次元イメージング

〇長谷川 誠樹1、笠原 陸1、井村 考平1 (1.早大先進理工)

キーワード:

プラズモン,開口型走査型近接場光学顕微鏡,光学キラリティ

金ナノプレートに励起されるプラズモン共鳴は,プレート近傍に光電磁場を強く閉じ込め,増強光キラル場を形成する。本研究では,開口型近接場光学顕微鏡を用いて,プレート近傍の光キラル場を三次元的に可視化することを目的とした。実験から,プレート近傍で可視化された複雑な光キラル場は,プレートから数百 nm離れた位置でも概ねその空間特性を保持する一方,信号強度は距離に応じて大きく減衰することを明らかにした。