講演情報

[23p-12C-2]代謝性機能障害に伴う脂肪性肝疾患 (MASLD) 診断に向けたラマン分光法を用いた脂肪滴の分子解析

〇高階 剛1、安丸 和樹1、佐藤 克也2、安井 武史3、南川 丈夫3,4 (1.徳島大院創成、2.徳島大院社会理工、3.徳島大pLED、4.大阪大院基礎工)

キーワード:

ラマン分光法,MASLD,脂肪滴

細胞への脂質の取り込み,および蓄積の機序を理解していくことは,MASLDの疾患メカニズムの解明,および可逆的に治療可能な段階での超早期診断を実現する上で重要である.そこで,脂肪酸/コレステロール混合培養液環境下で培養したHepG2細胞を,ラマン解析し,肝細胞内に蓄積する脂質の病的役割について検討を行った.その結果,培養液中のコレステロール濃度が高いほど,脂質の取り込みを評価する指標の1つの不飽和度が減少した.