講演情報

[23p-12F-3]ケイ素を含んだ炭素ナノ構造体の表面合成

Sun Kewei1、Kurki Lauri2、Silveira Orlando2、西内 智彦3、久保 孝史3、Krejci Ondrej2、Foster Adam2、〇川井 茂樹1,4 (1.物質・材料研究機構、2.Aalto大、3.大阪大、4.筑波大)

キーワード:

走査型プローブ顕微鏡,表面化学,ケイ素

有機化合物の炭素をケイ素に置換する試みは、電気的・化学的、そして構造を変化させる魅力的なアプローチである。しかし、ケイ素の高い反応性に起因して、その合成は一般的に困難である。本研究では、金属表面上で直接、ケイ素と臭素を含んだ有機化合物とを反応させ、環状ケイ素化合物の合成に成功した[1]。また、高分解能の走査型トンネル顕微鏡を用いてその構造や電気特性を解明した。[1]Nat. Chem. 15, 136, (2023).