講演情報
[23p-1BC-5]有機マイクロ共振器中における励起子ポラリトンの放射緩和過程とポラリトンディスオーダー
〇(PC)石井 智大1、Herrera Felipe2、儘田 正史3、安部 彩乃4、西郷 将生5、宮田 潔志5、恩田 健5、Bencheikh Fatima6、Kéna-Cohen Stephane1、安達 千波矢4,6,7 (1.モントリオール理工科大学、2.サンティアゴ・デ・チレ大学、3.京大・理学部、4.九大・OPERA、5.九大・理学部、6.KOALA Tech Inc.、7.九大・I2CNER)
キーワード:
励起子ポラリトン,有機微小共振器,ボーズ-アインシュタイン凝縮
光と励起子が強結合した励起子ポラリトンが高密度になると、ポラリトンBose-Einstein凝縮(BEC)と呼ばれる巨視的な量子状態を形成する。近年、我々の研究グループはBSBCz-EHを含んだマイクロ共振器を開発し、そのポラリトンBEC状態の実証に成功したが、そのポラリトン緩和メカニズムは依然として未解明であった。本研究では、そのポラリトン緩和がradiative pumping 過程とポラリトンディスオーダーによって引き起こされていることを明らかにした。当日は実験結果の詳細について議論する。