講演情報
[23p-P04-15]生体イメージング用近赤外蛍光体Ca₂GeO₄:Mn⁵⁺におけるアルカリ金属添加による電荷補償の効果
〇谷口 コナン1、三千 広人1、石田 真敏2、大観 光徳1 (1.鳥取大工、2.東京都立大理)
キーワード:
生体イメージング用近赤外蛍光体
蛍光生体イメージングとは生体内に蛍光体を含む薬剤を注入,検出器を用いて生体内の動きを可視化する技術である.生体イメージング用の蛍光体の条件はナノ粒子サイズであること,生体適合性が高いこと,生体の窓と呼ばれる生体内での光損失が少ない波長域での励起・発光をすることの3つである.これまでの研究で生体の窓内で励起・発光をするMn5+を発光中心と,水熱合成法による母体材料Ca2GeO4へのMn5+付活とナノ粒子の合成に成功している.本研究では母体結晶Ca2GeO4に電荷補償剤としてアルカリ金属を添加することによりMn5+の付活促進を試みた.