講演情報
[24a-11F-5]量子ウォークは近道を探せるか?
〇瀬川 悦生1、大野 博道2、松岡 雷士3 (1.横浜国立大学、2.信州大学、3.広島工業大学)
キーワード:
量子ウォーク
連結単純グラフから入口と出口となる2頂点選び, それを迷路とみなす. この2点にセルフループを加え, さらに入口にシンクとなる葉を一つ加える. 入口のセルフループからスタートし, Grover walkによる時間発展をし, 定常状態での各場所の生存確率を見る. この講演では, 一般に最短経路から遠ざかるにつれて, その存在確率が指数関数的に減少することを示唆する具体的な計算結果を示す.