講演情報

[24a-11F-7]ドレスト光子の局在および散逸における物質系の幾何学的配置の影響

〇三宮 俊1、西郷 甲矢人2、大津 元一3 (1.リコー、2.長浜バイオ大、3.ドレスト光子研究起点)

キーワード:

ドレスト光子,局在,散逸

ドレスト光子の局在および散逸における物質系の非対称性の影響を調べるため、量子密度行列を用いた数値シミュレーションを行った。非対称性の高い、クラスタ構造を有する系において、ドレスト光子個数の多い基底状態のうち少数の基底状態が選択的に励起されることを確認した。この選択励起(散逸経路の限定)の起源としてダーク状態の役割に着目し、自由光子放出の効率を高める幾何学的構造について考察を行った。