講演情報

[24a-1BM-9]表面電荷変調型グラフェンFETバイオセンサによるタンパク質検出

〇中野 友美1、牛場 翔太1、小野 尭生2、谷 晋輔1、木村 雅彦1、松本 和彦2 (1.村田製作所、2.阪大産研)

キーワード:

グラフェン,FET,バイオセンサ

グラフェンを用いた電界効果トランジスタバイオセンサ (GFET) は、検出対象物であるタンパク質の電荷による表面電位変化を検出する。溶液中ではグラフェンは負に帯電するため、表面電荷を変調しなければグラフェンと溶液の界面における非線形電界スクリーニングのため、GFETの高感度性が低下してしまう。本研究では、正電荷化合物を修飾することでグラフェンの負の表面電荷を変調した表面電荷変調GFET (surface-charge-modulated GFET: SCM-GFET) を用いて、C反応性タンパク質 (CRP) を検出した。