講演情報
[24p-1BC-7]有機熱電デバイスの原理検証と高性能化
〇亀山 真奈1、今岡 健太郎1、安達 千波矢1,2 (1.九大 OPERA、2.九大 WPI-I2CNER)
キーワード:
有機熱電デバイス
近年、熱や振動などの身の回りの微小エネルギーを電力に変換する環境発電技術が注目されている。本研究は、室温程度の小さな熱エネルギーでキャリア分離を起こす電荷移動 (CT) 錯体を活用することで、新しいメカニズムに基づいた有機熱電デバイスの実現を目指している。今回、キャリア発生層とキャリア輸送層の膜厚を最適化することにより、最大出力94 nW cm-2の有機熱電デバイスを実現した。