講演情報
[24p-1BN-7]無標識分光計測に基づく細胞分取
〇平松 光太郎1 (1.九大院理)
キーワード:
細胞分取,ラマン分光
細胞分取は,生物学的研究や医学において基本的なツールであり,多様な細胞集団をその固有の特徴に基づいて分離するために頻繁に用いられている.特に,細胞分取の医療応用を考えるとき,無標識に細胞の特徴量を測定し,それに基づき細胞を分取できる手法が求められている.ラマン活性化セルソーティング(RACS)は,標識の必要なく細胞内の化学組成に基づいて細胞を区別できることから,近年大きな注目を集めているが,これまでに実証されているRACSは実用レベルの感度・スループット・帯域を実現できていない.
本講演では,最近我々が実現した指紋領域(300〜1,600cm-1)における高スループット(~ 50細胞/秒)広帯域RACSの原理・応用例について議論し,本手法を医療応用するにあたり今後解決する必要のある技術的課題に関しても明確にしたい.
本講演では,最近我々が実現した指紋領域(300〜1,600cm-1)における高スループット(~ 50細胞/秒)広帯域RACSの原理・応用例について議論し,本手法を医療応用するにあたり今後解決する必要のある技術的課題に関しても明確にしたい.