講演情報
[24p-21B-1]Bi2Te3-xSex (0≤x≤2)のラマンピークの半値幅の温度依存性
〇(DC)劉 鋭安1、宮田 全展1、小矢野 幹夫1 (1.北陸先端大)
キーワード:
ラマン分光法,ビスマステルル,格子非調和振動
我々はラマン散乱分光法を用いて,ラマンピークの半値幅を解析することで,典型的なBi-Te-Se系熱電材料の格子振動の非調和性を調査している.Se置換量x≤1では, x=0.5付近で非調和振動が極大値を取ることを前回報告した.このような手法は,フォノン散乱過程における非調和性の評価に有効であると考える.今回は,Seのヘビードープ(1≤x≤2)により,Teの6cや3aサイト置換によってフォノン散乱過程がどのように変化するかを明らかにすることを目的とした.