講演情報

[24p-31B-13]難分解性有機物の空気プラズマガス気泡化処理の研究

〇吉木 宏之1、中村 和弘2、遠田 明広1 (1.鶴岡高専、2.飛島建設㈱)

キーワード:

パルスストリーマ放電,バブリング,1,4‐ジオキサン

土壌汚染物質である1,4-ジオキサン(1,4-DXA)は人への発がん性が懸念される難分解性有機物で、2017年に土壌環境基準(0.05 mg/L)が設定されている。難分解性有機物の分解にはO*、OH等の活性酸素種(ROS)が有効で、液中気泡内放電プラズマ等の処理方法が提案されている。我々は簡便かつ大容量処理への拡張を容易にする為に大気圧放電プラズマに多孔質セラミックス薄膜を密接配置したプラズマガス気泡化処理を提案して、1,4-DXA分解処理へ応用することでオゾン処理を上回る結果を得ている。本報告では、プラズマ生成室と処理液槽を分離することでオゾンとそれ以外のROSの寄与を1,4-DXAとインジゴカルミンの分解処理を比較することで調べた。