講演情報
[24p-32A-1][第55回講演奨励賞受賞記念講演] CNT-PDMS ナノ複合体を用いたインセンサコンピューティング
〇君塚 紘喜1、Saman Azhari2,3、徳野 将士1、池本 周平1,3、宇佐美 雄生1,3、田中 啓文1,3 (1.九工大院生命体、2.早稲田大、3.九工大Neumorphセンター)
キーワード:
CNT/PDMS センサ,インセンサコンピューティング,物体認識
近年人工皮膚応用に向けた柔軟で高感度な圧抵抗センサの開発が注目されている。その候 補の一つとして、カーボンナノチューブ―ポリジメチルシロキサン(CNT-PDMS)ナノ複合体が 広く知られている。CNT-PDMS ナノ複合体のもつ空隙構造はセンシング動作に大きく影響するこ とが示されており、砂糖等溶解可能なテンプレートを用いた作製手法が有効である。本研究で は、CNT-PDMS 複合体自身が物体を認識する“インセンサコンピューティング”の開発を目的と する。テンプレート法により CNT-PDMS センサを作製し、作製したセンサを用いて 9 つの物体認 識を行い、動的データと静的データをそれぞれ分類に使用した場合のセンサの性能の差異を検討した。