講演情報

[24p-P06-13]SPS法によるCu2ZnSnS4バルク結晶の作製と評価 Ⅶ

〇竹内 麻希子1、吉井 葉月1、青柳 成俊1、島宗 洋介1、大石 耕一郎1、尾崎 俊二2 (1.長岡高専、2.群馬大)

キーワード:

ケステライト,ホール効果

本発表では,Cu2ZnSnS4(kesterite)バルク多結晶の欠陥準位とキャリア密度及びホール移動度を,化学量論比(stoichio.)とZn-poor,Sn-rich組成で比較した結果を報告する。キャリア密度の温度依存性から、約70 meVの欠陥準位を推定した。ホール移動度は,Zn-poor,Sn-rich組成の方が低くなった。PLスペクトルの温度依存性から求めた活性化エネルギーは70 meVより小さかった。Zn-poor,Sn-rich組成のスペクトルは観察できていないが,ドナーの抑制と矛盾していない。