講演情報

[25a-11E-8]空気プラズマによる超広帯域コヒーレント赤外パルス発生のためのマルチプレート圧縮光パルスの特性評価

〇松原 英一1,2、永井 正也2、芦田 昌明2 (1.旭川高専、2.阪大基礎工)

キーワード:

空気プラズマ,マルチプレート圧縮,超広帯域赤外波

パルスエネルギーがサブmJで時間幅10 fsクラスのプラズマ励起用光パルスの発生方法として、希ガス充填の中空ファイバーによるパルス圧縮法に代え、石英のマルチプレートによるパルス圧縮法を用いることで、より低強度のレーザー光源で1-200 THzのスペクトル帯域をもつ信号を発生できることを示すとともに、超広帯域赤外パルスを発生させるのに適したマルチプレート圧縮パルスの特性を調べ、フーリエ限界時間幅が14 fsのスペクトルにおいて、パルス幅が使用したチャープミラーで圧縮可能な範囲で最短の20 fsのときに最も広帯域のスペクトルをもつ赤外波が発生することを明らかにした。