講演情報
[25a-12C-1]溶融塩法による風化黒雲母を用いた環境調和型熱電材料の創製
〇本田 充紀1、金田 結依1、村口 正和2、早川 虹雪2,1、小田 将人3、飯野 千秋3、石井 宏幸4、後藤 琢也5 (1.原子力機構・物質科学、2.北海道科学大学・工、3.和歌山大学・シス工、4.筑波大学・数物、5.同志社大学・理工)
キーワード:
風化黒雲母,溶融塩法,熱電変換材料
本研究は、従来希少かつ有毒な元素から作られてきた熱電材料に代わる代替材料として、風化黒雲母(WB)の利用に焦点を当てたものである。WBを粉砕・分級した後、溶融塩法で熱処理することで、650〜850℃の温度範囲においてSi半導体と同程度の伝導率を持つ結晶を得た。本研究では、高温域の伝導率、ゼーベック係数および熱拡散測定結果と比熱、比重から算出した熱伝導率から無次元評価指数ZTを算出した結果について報告する。