講演情報

[25a-22B-2]固体薄膜界面での電荷移動状態を利用した緑から青への光アップコンバージョン

〇(P)可児 龍之介1、藤本 圭佑2、坂野 公紀2、真島 豊1、高橋 雅樹2、伊澤 誠一郎1,3 (1.東工大フロンティア研、2.静岡大、3.JSTさきがけ)

キーワード:

光アップコンバージョン,有機半導体,電荷移動状態

低エネルギーから高エネルギーの光に変換する光アップコンバージョン(UC)は、太陽光を効率的に利用する手段として注目されている。これまで我々は、電荷移動状態を利用した独自のUCにより、超低電圧で駆動する青色OLEDを開発してきた。本研究では、OLEDで用いたナフタレンジイミドにチオフェンをカップリングし、光吸収能を付与したところ、この新規分子とアントラセン誘導体(PCAN)の積層膜は、緑色の光励起により青色のUC発光を示した。