講演情報
[25p-11E-8]肺腺がん細胞高感度検出のための電圧印加型テラヘルツ波ケミカル顕微鏡の開発
〇村上 真菜1、丁 雪1、辻 紗也佳1、王 璡1、井上 博文2、紀和 利彦1 (1.岡山大HS研究科、2.岡山大医)
キーワード:
テラヘルツ,細胞,抗原抗体
近年,日本では2人に1人ががんに罹ると言われており,早期発見・早期治療が求められている。我々は,抗原抗体反応を利用して液中の浮遊がん細胞を定量的に評価できるテラヘルツ波(THz)ケミカル顕微鏡 (TCM:Terahertz Chemical Microscope) の開発を行っている。これまでにがん細胞濃度とTHz強度との相関関係を示すことに成功している。本研究では,TCMで用いるTHz放射素子であるセンシングプレートへの電圧印加により検出感度の向上に成功したので報告する。