講演情報

[25p-12B-7]高分解能ライトフィールド顕微鏡の開発と生体機能計測への応用

〇今村 隆輝1、片岡 直也2、臼杵 深3、杉 拓磨1 (1.広大統合生命、2.名大医、3.静大電子研)

キーワード:

バイオイメージング,イメージング

コンピュテーショナルイメージング技術の1つであるライトフィールド顕微鏡は、マイクロレンズアレイを介して撮影することにより、三次元空間を1回のカメラ撮影でスキャンレスに記録可能である。一方で、空間分解能が共焦点顕微鏡より20倍以上劣る問題があった。本研究では、独自の三次元再構成アルゴリズムを開発したことにより、サブミクロンのXY分解能、1.5 μmのZ分解能をもつ高分解能ライトフィールド顕微鏡を開発した。その結果、自由行動中の線虫C. elegansやマウス視床下部スライスにおいて共焦点顕微鏡より100倍以上速い時間分解能で、シングルセル分解能の4Dイメージングを達成した。