講演情報
[25p-12M-10]コンプトン散乱X線を用いた全固体電池内のLiイオン分布の定量的測定
〇中村 一貴1、鈴木 宏輔1、高野 皓大1、安東 智也1、星 和志1、宇津野 太2、辻 成希3、櫻井 浩1 (1.群馬大理工、2.出光興産、3.高輝度光研)
キーワード:
コンプトン散乱X線,全固体電池
我々は、高い物質透過能を有する100keV以上の高エネルギー放射光X線を用いたコンプトン散乱法に着目し、実電池に近い電池試料の正極・負極のLiイオン分布を計測する手法を開発し、全固体電池においては、充電時に負極内でイオン分布が発生することを見出した。そこで本研究では、コンプトン散乱X線スペクトルの詳細な解析を行い、実電池に近い全固体電池の充放電時における正極・負極のLiイオン分布の定量的計測を試みた。