講演情報

[25p-12P-2][第8回フォトニクス奨励賞受賞記念講演] 周波数コム量子ビットとパッシブ素子による線形光学量子計算

〇⼭﨑 友裕1,2、有薗 友研3、小林 俊輝3,4、生田 力三3,4、山本 俊3,4 (1.NTT物性研、2.NTTTQC、3.阪大基礎工、4.阪大QIQB)

キーワード:

量子計算,線形光学,周波数コム

光子を用いた量子計算においては、偏光や時間ビンなどの様々な光の自由度が用いられる。時間周波数自由度を用いた手法は、比較的エラーが生じにくいものの、量子操作の際に高速なスイッチなどの動的なデバイスが必要であった。本研究では、量子ビットとして単一光子からなる量子的な周波数コムを用いることで、時間分解光子検出器や光インターリーバなどの静的なデバイスのみで量子計算が可能になることを示した。