講演情報
[25p-1BC-1]有機半導体の伝導帯/価電子帯エネルギーバンド幅の温度依存測定によるポーラロン形成の実証
Syed A. Abd Rahaman1、山田 陽太1、石井 宏幸2、〇吉田 弘幸1,3 (1.千葉大院工、2.筑波大数理物質系、3.千葉大分子キ)
キーワード：
ポーラロン,移動度,エネルギーバンド幅
ポーラロンの形成は、エネルギーバンド幅の温度依存性から実証することができる。しかし、熱膨張によってもバンド幅は変化するため、これまで高移動度有機半導体でポーラロンが形成されるかどうか決着がついていなかった。本研究では、熱膨張率の異なる基板上にペンタセン薄膜を作製し、伝導帯と価電子帯のバンド幅の温度依存を精密測定することで、ポーラロンが形成されていることを実証した。