講演情報
[25p-71B-1][第8回薄膜・表面物理分科会論文賞受賞記念講演] 真性強磁性トポロジカル絶縁体を用いたサンドイッチ構造超薄膜で実現したカイラルスピン誘起スキルミオン
〇高城 拓也1、秋山 了太1、Kibirev Ivan2、Matetskiy Andrey2、中西 亮介1、佐藤 瞬亮1、深澤 拓朗3、佐々木 泰祐4、遠山 晴子1、樋渡 功太1、Zotov Andrey2、Saranin Alexander2、平原 徹3、長谷川 修司1 (1.東大理、2.IACP、3.東工大理、4.物材機構)
キーワード:
トポロジカル絶縁体,強磁性,スキルミオン
強磁性を有したトポロジカル絶縁体(TI)の中でも「真性強磁性TI」Mn(Bi,Sb)2Te4(MBST)は、TIの表面状態と混成し、かつ均一な磁気構造を有している点で非常に注目されている。我々は、非磁性TIの(Bi,Sb)2Te3を2つのMBSTで挟んだサンドイッチ構造を作製し、MBST系で初めて磁気スキルミオン(Sk)を観測した。特に、MBSTの結晶構造に反映して弱い磁場でSkを制御できることが分かり、そのため本成果は書き換え容易なSkメモリの開発に資することができる。