講演情報

[16p-M_103-7][第4回ダイバーシティ&インクルージョン賞 女性研究者研究業績賞 受賞記念講演] 分子設計による高度電子機能の発現と次世代デバイス技術の開拓

〇藤野 智子1 (1.横浜国大工)

キーワード:

分子性導体、分子性半導体、電子構造

有機分子は高い設計性を誇るものの、固体の積層構造における電子構造を制御することは未だ容易ではない。本研究では、分子の拡張共役系の設計を主眼に置き、固体中でのキャリア間斥力を調節することで、単結晶から薄膜に至る電子構造の精密な制御を試みた。新規の分子性導体・半導体を開発し、抵抗率の7桁制御や金属化、交互積層型での高伝導化を達成した。さらに、大気安定性を備えた塗布型薄膜の輸送異方性や、水中安定な常磁性体といった新たな機能の創出にも展開している。なお、本成果は東京大学物性研究所の森初果教授、研究室メンバーとの共同研究によるものである。