講演情報

[16p-S2_202-12]フォトンカウンティング型マルチエナジーX線CTによる複合材料の物質弁別

〇青木 徹1、竹本 駿祐1、都木 克之1、加瀬 裕樹1 (1.静岡大電子研)

キーワード:

マルチエナジー、物質弁別

本研究では,このマルチエナジーX線CTの特長に着目し,産業用途における複合材料の非破壊評価への応用可能性を検討した。具体的には,医療分野で用いられている仮想非造影CT(Virtual Non-Contrast CT: VNC-CT)の考え方を参考に,複数エネルギー画像を用いた材料分離手法を構築した。フォトンカウンティング型検出器を用いて,低・中・高の3つのX線エネルギー帯域でCT撮像を行い,得られた各エネルギー画像に対して,線減弱係数のエネルギー依存性に基づく物質分離処理を適用した。3エネルギー情報を同時に用いることで,各材料成分に対応した分離画像を得ることができ,特に密度の近いゴムとアラミド繊維の間においても,エネルギー依存性に起因する差異が確認された。