講演情報

[16p-WL1_301-9]機能性磁性ナノ粒子を用いたがん温熱療法

〇井藤 彰1 (1.名大院工)

キーワード:

磁性ナノ粒子、がん治療

生体適合性の高い酸化鉄であるマグネタイトからなる磁性ナノ粒子は、交流磁場下で発熱することから、がん温熱療法の発熱素子として利用できる。我々は最近、生体親和性の高い2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)ポリマーを磁性ナノ粒子表面で重合させることで、血中安定性を向上させ、腫瘍組織に蓄積させるアプローチを検討した。これにより、腫瘍のMRI造影(診断)と交流磁場照射による発熱(治療)の同時実現が可能かどうかを評価した。本講演では、この研究を中心に、我々がこれまで取り組んできた機能性磁性ナノ粒子によるがん温熱療法の研究を紹介する。