講演情報

[17a-PB1-10]pチャネル薄膜トランジスタ特性向上に向けたポストアニールによるSnOx薄膜の相変化

〇(M2)瀧 基紀1、服部 吉晃1、北村 雅季1 (1.神戸大院工)

キーワード:

薄膜トランジスタ、PMOS、SnO

pチャネル酸化物TFTの実現には,準安定相である SnO の相制御が重要な課題である.本研究では,反応性スパッタ法により作製した SnO薄膜にポストアニールを施し,膜の色調変化,XPS による化学状態,および TFT 特性の相関を系統的に調べた.その結果,アニール温度の上昇に伴いチャネル膜は褐色から水色へと変化し,SnOリッチな相の形成とともに p チャネル動作が顕著に改善された.特に 200 ℃アニールにより,電流オンオフ比約 10³,移動度 2.3 cm² V⁻¹ s⁻¹ を得た.本結果より, SnO 膜をより詳細に相制御できる可能性がある.