講演情報

[17a-PB3-3]神経活動計測における細胞種特異的マイクロ電極の開発

Kim Jinwoo1、今康 身依子1、吉田 知之2、〇筒井 秀和1 (1.北陸先端大、2.富山大(医薬))

キーワード:

神経細胞、微小電極、シナプスオーガナイザー

従来の神経活動記録用マイクロ電極は、細胞種選択性を本質的に欠いており、これは神経回路を詳細に解析する上での主要な制約の一つである。本研究では、neurexin1βおよびペプチドタグを基盤とした直交的分子ツールとしてのコンパクトな人工シナプスオーガナイザーを設計し、対応する受容体を機能化した金マイクロ電極を作製した。さらに、初代培養ニューロンを用いた in vitro 検証実験を行った。その結果、設計したシナプスオーガナイザーを発現するニューロンと機能化マイクロ電極との接触部位において、シナプス様接合の形成が確認された。一方、電極機能化を行わないネガティブコントロール条件では、このような接合は認められなかった。本研究で示した分子誘導型ニューロン―マイクロ電極接合は、細胞種選択的な記録を可能とする次世代マイクロ電極技術の基盤となることが期待される。