日本畜産学会第134回大会

開催のご挨拶

日本畜産学会第134回大会 大会長
宮崎大学農学部
河原 聡

 

 日本畜産学会第134回大会を、2026年9月15日から18日までの4日間、宮崎大学農学部と宮崎観光ホテルを会場として開催します。本学での開催は、1995年の第90回大会以来、約30年ぶりのことであり、会員の皆様を再び宮崎の地にお迎えできることを大変光栄に存じます。

 今大会では、一般講演(対面での口頭発表のみ)や優秀発表賞応募講演に加え、日本学術会議との共催による公開シンポジウム、各種ランチョンセミナー等を企画しております。産・官・学の第一線で活躍される皆様が集い、最新の研究成果を分かち合うとともに、これからの畜産学・畜産業の発展について議論を深める場となるよう、実行委員会一同、鋭意準備を進めております。

 公開シンポジウムでは、「日本の食文化を世界へ、そして未来へ:飼料生産から食卓まで、和牛ブランドを支える技術革新(仮)」と題し、和牛生産の拠点である宮崎から、持続可能な畜産の在り方を発信いたします。研究者や学生のみならず、行政や生産者の皆様とも最新の知見を共有できる機会になれば幸いです。

 9月中旬の宮崎は、日中はまだ南国らしい日差しが残るものの、朝晩には清々しい秋風が吹き始める過ごしやすい季節です。緑豊かな木花キャンパスでの議論に加え、研究交流会では地元の豊かな食材を楽しみながら、対面ならではの交流を深めていただければと願っております。

 30年前を懐かしく思われる方も、初めて宮崎を訪れる方も、実りの秋を迎えるこの地で皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。ぜひ、宮崎大会へお越し下さい。

2025年12月吉日