講演情報

[3-49]魚類の回遊に配慮した起伏ゲート管理の検討

*澤田 真優1、長野 峻介2、藤原 洋一2、一恩 英二2 (1. 石川県立大学大学院生物資源環境学研究科、2. 石川県立大学生物資源環境学部)

キーワード:

水利構造物、灌漑施設、魚類の回遊

農業用水路に取水堰として設置された起伏ゲートは、豪雨時に一定の水位に到達すると自動倒伏し水位の低下後に手動で再び起立させる。石川県七ヶ用水に設置された起伏ゲートにおいて、灌漑期間中の水位、流量と降水の相関関係などから水文特性を分析し、魚類の回遊と人的管理コストに配慮した起伏ゲート管理を検討した。検討した管理方法では、特に4月や5月は倒伏管理の設定が難しく、倒伏頻度が過少や過多になる傾向がみられた。