講演情報
[3-50]カジカ類の利用を考慮したV形断面可搬魚道内隔壁に関する実験的検討
*植松 桜矢1、伊藤 杏2、田原 大輔2、矢田谷 健一3、高橋 直己4 (1. 国立高専機構 香川高等専門学校専攻科、2. 福井県立大学、3. 弘前大学、4. 国立高専機構 香川高等専門学校)
キーワード:
遡上阻害、魚道、生態系保全
国土交通省による河川連続性の指標であるカジカ類の遡上環境を速やかに構築でき、流量変動に対応可能な可搬魚道構造について検討した。遡上実験より、V形断面可搬魚道において初めてカマキリの遡上が確認できた。流況調査より、流速約55〜65cm/s、水深約3cmにおいて、カマキリは遡上可能であると推測され,遡上実験時の約2倍の流量条件においても、右岸移動経路を通って遡上可能であることが示唆された。