講演情報
[3-52]排水路堰上げ式魚道における堰板の水理特性
*高橋 直己1、今井 俊輔1、角野 祐太2、皆川 明子2 (1. 国立高専機構 香川高等専門学校、2. 滋賀県立大学)
キーワード:
魚道、遡上阻害、生態系保全
現地調査にて,排水路堰上げ式魚道では,堰板上下流の水面差が大きな条件ではミナミメダカの遡上が困難であることを確認した.室内実験にて,従来型および改良型堰板の水理特性を明らかにした.堰板の形状を従来型から改良型に変更することで,流速と流れの剝離が低減され,壁面に沿う流れが形成された.流速分布と流れの剝離の両面において,改良型堰板により排水路堰上げ式魚道内の流況を改善することができると考えられる.