講演情報

[4-13]現代的文脈におけるPIMと日本の「参加型かんがい管理」の立ち位置

*杉浦 未希子1 (1. 上智大学)

キーワード:

PIM、土地改良区、技術移転、気候変動

土地改良区が模範生として評価されてきたPIM(農民参加型かんがい管理)は、戦後の食糧増産や新自由主義など様々な文脈を持つ参加型開発である。気候変動という現代的文脈で期待される日本の参加型かんがい管理の貢献は,かんがい効率を向上させる末端での効率的な水利用と管理、それを可能にする権限委譲のあり方,委譲後の国の関わり方,特定の水利費徴収の仕様にこだわらないインセンティブ付与の手段等の模索が要となる。