講演情報

[4-19]ため池洪水吐越流水深を用いた豪雨時のため池下流側溢水に対する避難判断指標の提案

*廣瀬 裕一1、小嶋 創1、吉迫 宏1 (1. 農研機構 農村工学研究部門)

キーワード:

タイムライン、ため池、避難行動

豪雨時においては、事前に防災行動とその実施主体を時系列で整理するタイムラインの作成が被災防止に有効である。しかし、ため池災害を想定したタイムラインは岐阜県以外では整備が進んでいない。本研究では、新たにため池の水位上昇に伴う洪水吐の越流量に着目し、越流水深を避難判断指標として使用することで洪水吐接続水路における溢水災害にも対応できるという仮説を立て、大阪府Z池等を対象に仮説の検証を行った。