講演情報
[7-19]メタン排出量削減を目的とする中干し期間延長に取り組むインセンティブの地域間差
*藤井 清佳1、渡邉 真由美1、芦田 敏文1 (1. 農研機構 農村工学研究部門)
キーワード:
中干し延長、J-クレジット制度、農業経営、脱炭素
本研究では、水稲作の中干し延長にJ-クレジット制度を活用して取り組んだ場合に得られるインセンティブの地域間差を分析した。同じ条件での排出削減量は、関東より東北の方が2.4倍多かった。また、クレジット取引額、米生産費および収量減少が生じた場合の粗収益減少額の整理より、粗収益減少を補完する取引価格は試算に用いた価格の約2~7倍である必要があることが明らかになった。