講演情報

[7-26]ミューオン探査で得たフィルダムの密度と試験値との比較

*高橋 健1、柴田 俊文1、西村 伸一1、珠玖 隆行1 (1. 岡山大学大学院環境生命自然科学研究科)

キーワード:

土構造物の解析、土構造

本研究ではフィルダム上流・下流の両側に対して,角度を変化させながら透過するミューオンの数を測定し試験値と比較した.比較の結果,実測値と試験値で誤差が大きいことが判明した.一方で角度の変化に対するフラックスの推移は試験値に近いことが分かった.以上のことからミューオン探査法を実用化するにあたって,複数地点・複数角度で測定した結果から相対的に空洞や地質不良の区間を推定できる可能性が示された.