講演情報

[7-32]気候変動がため池堤体の安定性に与える影響の評価に関する事例検討

*眞木 陸1、吉迫 宏1 (1. 農研機構)

キーワード:

ため池、気候変動、安定性

本研究では兵庫県内のため池諸元から作成したモデルため池を対象に気候変動による降雨量の増加が堤体の安定性に対して与える影響の評価を行った。その結果、200年確率雨量は4℃上昇時には約1.2倍程度となるものの、堤体自身の安定性にはほとんど影響がないことが示された。本検討では24時間以下の継続時間の雨量についての変化倍率は見込んでおらず、今後の検討にて入力降雨の設定方法についてより詳細に検討していく。