講演情報
[7-35]天端の固化改良がため池堤体の地震時安定性に与える影響(その1)
*小西 優輝1、大山 峻一2、泉 明良2、園田 悠介1、澤田 豊1 (1. 神戸大学大学院農学研究科、2. 農研機構農村工学研究部門)
キーワード:
ため池、遠心模型実験、天端改良
本研究では,ため池堤体の地震対策として行われる天端の固化改良に着目し,当工法で対策された堤体の耐震性および堤体と固化部の境界での剥離について遠心模型実験から検討した.その結果,天端の固化改良によって,堤体内に生じる加速度は低減し,天端沈下量が抑制された.しかしながら強い地震を受けた場合,堤体と固化部の境界で剥離が生じ,水みちや下流斜面の侵食の可能性が示された.