講演情報

[8-1]拡散モデルによる多様な時空間分布特性を備えた降雨データ生成の試み

*皆川 裕樹1、福重 雄大1、相原 星哉1 (1. (国研)農研機構 農村工学研究部門)

キーワード:

流域治水、豪雨災害、拡散モデル、降雨時空間分布

水害対策の検討に用いる様々なパターンの降雨時空間データを生成するため、AI手法の一つである拡散モデルを適用した。時間単位の解析雨量を学習データとし、対象領域を切り出した後に降雨イベントを抽出した。学習済みモデルで降雨時空間データを生成させた結果、多様な降雨パターンが生成できることが確認された。しかし生成データは総雨量が過大になる等の傾向が確認されたため、学習方法の工夫や追加の精度検証が必要である。