講演情報
[8-16]複数ダム流域におけるリアルタイム洪水予測手法の開発に向けた分布型流出モデルの構築
*菱田 祥子1、田畑 俊範2、原田 昌佳2、尾﨑 彰則3 (1. 九州大学大学院生物資源環境科学府、2. 九州大学大学院農学研究院、3. 九州大学 熱帯農学研究センター)
キーワード:
洪水流出、分布型流出モデル、タンクモデル、豪雨災害、筑後川
本研究では,治水・利水ダムが複数存在する筑後川流域を対象としたリアルタイム洪水予測手法の開発を目指し,その第一歩として深層学習モデルの教師データの補強に向けた高精度な分布型流出モデルを構築することを目的とした.そして,洪水期間の複数地点の流量を計算し,モデルの妥当性を検証した.その結果,平成29年7月九州北部豪雨を含む洪水期間の流量予測に適したモデルを構築できた.