講演情報

[8-31]那須野ヶ原扇状地の灌漑初期の地下水位に対する気候変動の影響の検証

*福元 雄也1、吉田 武郎1、土原 健雄1 (1. 農研機構 農村工学研究部門)

キーワード:

地下水、気候変動、タンクモデル

農業用地下水利用が盛んな地域の一つである栃木県那須野ヶ原扇状地を対象に作成されたタンクモデルに対して気候変動シナリオを適用し,地下水位の変動傾向や渇水リスクの変化について検証を行った。水需要の高い灌漑初期にあたる4月の最低地下水位の10%分位数として算出した10年確率渇水位は気候変動が進行するほど遠未来において低下する傾向があり,気候変動の進行に伴い渇水リスクが増加する可能性が示唆された.