講演情報

[9-7]低価格な土壌水分センサの出力値に関する基礎的な研究

*阿部 功希1、藤川 智紀2、金子 貴徳2 (1. 東京農業大学大学院地域環境科学研究科地域創成科学専攻、2. 東京農業大学地域環境科学部地域創成科学科)

キーワード:

スマート農業、リモートセンシング、土壌水分センサ、塩分濃度、土性

灌水作業の効率化を担う土壌水分センサは,低価格のものが広範かつ急速に普及が進むと報告されている.本研究では豊浦砂と国内の畑地に広く分布する黒ボク土で土性と塩分濃度が低価格な土壌水分センサに与える影響を検証した.結果,土性の違いによる土壌水分センサの出力電圧の変化を確認し,黒ボク土は豊浦砂よりも出力電圧が高くなった.どちらの土壌においても塩分濃度が高くなるほど,土壌水分センサの出力電圧は低くなった.