講演情報

[9-13]栃木県那須野原地域における農業用水の現況調査及び不足要因の考察

*溜池 菜々子1、齋藤 涼裕2、大澤 和敏3、會澤 俊彦4、温水 福実4、長馬 禎5、柿沼 愛海5 (1. 宇都宮大学大学院地域創生科学研究科、2. 八千代エンジニヤリング(株)、3. 宇都宮大学農学部、4. 農林水産省関東農政局利根川水系土地改良調査管理事務所鬼怒川支所、5. 内外エンジニアリング(株)東北支店)

キーワード:

那須野原、用水管理、水田灌漑、分水工、流量

近年,栃木県那須野原地域は,用水不足が生じる地区や時期があることが課題であり,灌漑期全体を通した水利用調査により用水不足の要因について検討することを目的とした.当地域内の東那須野用水路及び黒磯用水路にて,流量観測を計6回実施した結果,7月・8月の水利用が多いことが分かった.また,用水不足の要因として新規需要米等の作付け増加,パイプラインの構造,用水路の維持管理,流下率を超える取水等が挙げられた.