講演情報

[9-16]ラオスとカンボジアの稲作農家の営農状況と水配分に対する評価の比較

*大倉 芙美1、ケオボングサ イエップ2、サオ ダビー3、ビードル ブライアン4 (1. 国際農林水産業研究センター、2. 東京農工大学大学院連合農学研究科、3. Center for Sustainable Water、4. Faculty of Social Sciences, Northland college)

キーワード:

水田灌漑、水管理、水利組織

地域性を考慮した気候変動に適応する参加型水管理の提案に向け,ラオスとカンボジアの稲作農家の営農状況と水配分に対する評価を把握した。共に年に2回,1-4haの水田に作付け,2.6-3.9t/haの収量を得ていた。ラオスでは,水利組織が良く機能していると答えた人が最も多かったが,存在を知らない人も多くいた。カンボジアでは機能していると回答した人はいなかった。用水の減少は両地区から最も多く挙げられた。