講演情報
[9-26]気候変動による野菜の単収の変動と畑地かんがいの効果の予測
*白山 幸一1 (1. 元農林水産省農村資源情報分析官)
キーワード:
畑地灌漑、気象環境
北海道K市のタマネギの単収について、気象データとの重回帰分析を行い単収予測式を設定した。次に気候予測計算結果のデータベースであるd4PDFの温暖化ガス排出シナリオの2℃上昇、4℃上昇の気候データをもとに単収を予測したところ、4℃上昇では単収が3割減となることが予測された。適応策として畑地かんがいを導入した場合、現況の9割まで回復する効果があることが分かった。