講演情報
[9-50]浸透量の違いが水田の水温とコメの収量に与える影響
*白石 和也1、西田 和弘1、吉田 修一郎1、塚口 直史2 (1. 東京大学大学院農学生命科学研究科、2. 石川県立大学生物資源環境学部)
キーワード:
水田灌漑、田面水温、低水温害
低水温害が問題となっている福島県南会津の浸透量が異なる水田において,水田内複数箇所で水温,収量を測定し,水田の浸透量の違いが水温分布とコメの収量に与える影響を調べた.その結果,浸透量が多い水田では,水深を確保するための常時灌漑が行われており,灌漑水の流入に伴う水口付近の水温低下が常に生じていた.その結果,浸透量が少ない水田と比べ,水口付近の温度低下が大きくなり,収量の減少も大きかった.