講演情報

[7-14(P)]中和澱物が有する水質浄化能の検証および水生植物の生育基盤としての活用可能性

*松田 悠希1、中嶋 佳貴1、黒川 真1、熊崎 さやか1 (1. 岡山大学大学院環境生命自然科学研究科)

キーワード:

環境保全、水環境

鉱内水の中和処理後に発生する中和澱物は水中のリンを吸着する特性がある。本研究では、中和澱物と水生植物を組み合わせ、年間を通じた水質浄化能力の評価を試みた。冬季と夏季の実験で、中和澱物は水中のリンを吸着したことから、通年で水質浄化に利用可能であることを確認し、ササバモの生育にも適していることが示された。しかし、長期間の実験では栄養塩類が不足する可能性があるため、実際の環境での検証が必要とされる。

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